1)はじめに

竹ソダロールは強大な土圧力の作用すう建造物に使用するものではないが、山腹工や柵工など土留め材としても使用されることからある程度の土圧力に耐えるだけの強度が必要である。そこで、竹ソダロールの強度を確認する目的で曲げ試験を行った。またさらに、杭で支持された部分の つぶれ に関しても確認するために部分圧縮試験も行った。


2)試験方法

以下に示すような方法で竹ソダロールに荷重して、荷重と変異量の関係を計測した。まず、曲げ強度試験については、標準的な杭間隔である750㎜のスパンで竹ソダロールを支持しその中央分に集中荷重を作用させた。次に部分圧縮試験においては、竹ソダロールを平坦面状に静置し、上方より幅100㎜のH型鋼のフランジ面を押しあててこれに下方向の荷重を作用させた。



竹ソダロールの強度



3)計測結果

曲げ強度試験においては、竹ソダロールの材料がモウソウチク・マダケいずれの場合においても、降状限界重荷は、2kN以上ある。また、部分圧縮試験においては、2kN程度の荷重における変位量が20~30mm程度であい竹ソダロール自体の破壊には至っていないものと考える。 以上より、竹ソダロールを杭間隔750㎜で設置した場合の曲げに対する降状強度は2kN程度として差し支えない。実際の設計においては、杭間隔の換算と安全等を加味する必要がある。



竹の性質及び利用じきについて


素材としての竹の性質

・竹は木材とほお同様の成分で構成される。
・竹は、スギと比べて密度が2倍程度あい、単位断面積当たりの強度が高い。
・竹の材は、軸方向に並行に並んだ維管束により繊維方向の強度がつよい特に表皮に近いほど維管束が多く、しなやかで折れにく性質を持つ。



竹ソダロールの強度2


竹材の利用時期

1) 構造材として曲げ強度を強く求める場合は、3~4年生以上の成竹の威竹が望ましい
2) 竹材の生産は、竹幹に含まれる水分や糖類が減少する時期に行うことが望ましい



注意1 

各項の研究報告や経験から、①竹幹に含まれる水分量は高湿類に多い。②発生時期数カ月前は竹幹に糖類が多く含まれる。③これらの時期に伐竹するとカビ、虫害が発生しやすくなるなどの知見がえられている。
これらのことからモウソウチクやマダケは、10~12月にかけて伐竹さえた材がよいと考えられる。

注意2 

また、侵入竹の除去が目的の場合は、伐竹後に再度発生する再生竹も追加的に除去作業をすると良い。